『劇場版アイカツスターズ!』大ヒット記念!生コメンタリー上映についてのメモ
2016年9月10日の21時30分に新宿バルト9 13階のシアター9で劇場版アイカツスターズ!の大ヒット記念として「『劇場版アイカツスターズ!』大ヒット記念!生コメンタリー上映」が開催された。このイベントに参加したのでイベントの内容をここに記しておく。
登壇者は告知情報の予定通りで以下の方々。
綿田慎也(「劇場版アイカツスターズ!」監督)、佐藤照雄(「劇場版アイカツスターズ!」スーパーバイザー)、木村隆一(「劇場版アイカツスターズ!」スーパーバイザー、「~ねらわれた魔法のアイカツ!カード~」監督)、伊藤貴憲(「劇場版アイカツスターズ!」「~ねらわれた魔法のアイカツ!カード~」プロデューサー)
イベント中にメモをとつておいたけど映画の上映中にコメントを聞き取りするといふ作業をしてゐたため間違ひなどがあるかもしれない。他に本イベントについて書かれた情報も参照してもらひたい。
上映前に今回が初回鑑賞の人ゐますかと聞いたところ何人かゐた模様で、3回以上の人は約9割だつた。
ねらわれた魔法のアイカツ!カード
上映順に従つてまづ~ねらわれた魔法のアイカツ!カード~からコメントされた内容を書いていく。
本編開始前のバンダイナムコピクチャーズロゴは初めて作つたもの。ただ、直後のスターライトムービーの方が出来が良いよねとのこと。
アイカツ!は短篇、アイカツスターズ!は中篇で制作することは決まつてゐたので短い尺でなんとか全員に出番を用意することを意識した。
銅像の間
学園長の収録は別日だつた。
ユリカが一番最初なのはなぜか不明。ユリカにしては大人しいなど。
このキャラにこれをやらせたいとかこのシチュエーションを入れたいなどの思ひつきがどんどん盛り込まれた。前回の劇場版の前科があるので、尺だけは守つてのやうなことを言はれた。
ジャングル
無駄に気合の入つた恐竜。氷上スミレがスピノサウルスの名前を言つたのは他のキャラクターはわからなささうだつたから。
直後のパートで表示される地図は最後に作つたので意外とちやんとしてる。
ソフトボールグラウンド
凛のピッチングは完全にボークだよね。
レーシングサーキット
ユウはちやんと出すよね。ユウはファンが多いから。
西園寺つばきは名前までは出せなかつた。
本当は病院が舞台だつたけどあまりに切ないのでサーキットにした結果、よくわからなくなつた。
この辺からアイカツシステムが暴走し始めた。
屋内セット(時代劇)
さくらとおとめはベストキャスト。着物はやる機会がなかなかなかつた。
しおんは赤影。子供にはわからないわかる人だけわかるネタを結構入れてる。
あかりは早着替へをやつてる体なのでブーツは同じ。
絵ができてから音楽をつけてる。
しおんはあかりから魔法のアイカツカードを取り返した後何をしたかつたのか。取り敢へずあかりから逃げようとしたのでは。
高層ビル(屋上)
木村監督はニューヨークの恋愛物を意識したとのことだが監督はニューヨークの恋愛物について知らないのではと突つ込まれてた。
みやびの男裝を絵的に作りたかつた。結婚おめでたうございますは言ひ過ぎといろいろ突つ込まれた。木村監督「どこの同人誌だよ」。
洋風のお城
ここまで来るとアイカツシステムが完全に暴走してる。
ドラゴンはオオゾラッコーンもやつた森田岳士さんが担当した。
最新鋭のアイカツシステムについては、アイカツシステムと言つておけば大概のことは許して貰へるかなと思つてとのこと。
なるべくみんなのセリフを増やしたかつた。
かえでのセリフは元々書かれてなかつたけどどうせ木村監督が増やすでせうと思はれてゐた。そして実際に木村監督が増やした。
洞窟
ヒカリは出さないとね。
ここから出てくるジョニーの出番が異常に長い。ジョニーの出番を削れば他のアイドルの出番をもつと長く出来たのでは。
宇宙
あかりのニュータイプ的な効果音は新しく作つた音だけど完全にそつくり。
荒野
最初の脚本だと全員で崖を昇る予定だつたけどさうすると余計に時間がかかるので諦めてルミナスだけになつた。
紅林、黒沢、天羽、白樺、大地の集合シーンについては、全員集合して強引に感動させてに来た。本当に泣いたプロデューサーもゐたけど泣く所ないよねと思ひながら作つてたんですけどね。
アイカツスターライトフラッシュについては東映さんでこれをやらないわけにはいかんとか。
最後のステージ
全員集合してダンスシーンはずつとやりたかつた。
歌を録る前にまづフォーメーションを決めた。25人分の歌も収録し直した。
アフレコ直前まで瀬名翼の存在を忘れてたので涼川のセリフを分けた。
試写でスターズの朝井さんと一緒に見てた下地さんが号泣してた。
劇場版アイカツスターズ!
続けて見るとわかりやすいけど色彩設計は同じ人だけど色がアイカツ!と違つてパステルカラー。
年齢設定はアンナ先生が20代中盤、諸星学園長が30代中盤。学園設立と齟齬がないやうに年齢設定してゐる。
劇場版のシナリオ時点では6話あたりで真昼の話がほぼない頃だつた。
あこは動かしやすいとかあこは西園寺つばきが転生したやうなキャラだとか。
スタジオに1台DCD筐体が置いてあり佐藤監督がそれをやつてるけどグレードアップグリッターがなかなか出ないと文句を言つてた。
バナナボートのところで一人だけ事故で飛んでるあこについて、あこはやつぱり飛ぶ。
小春とあこについて17話で劇場版に合はせて割りと強引に仲良くさせた。
綿田監督は同時期に南の島のアニメを2回やつた(もう一つとはガンダムビルドファイターズトライの夏休み特別編)。
マオリの名前を音響監督がずつとマリオと言つてた。
南の島で日本語が普通に通じてるのでここは一体どこなのか?→アイカツアイランド。
ゆずが語尾にゾをほとんど言つてないのはキャラが固まつてないから。
アイス販売してるゆめとローラの名札が可愛い。
舞台を南の島にしたのはいろんな衣装が見れるとか文化祭的なノリにできるからとか。
ローラが向かつた学園長がゐた場所について、モルディブに実際ある水中レストラン。客室として泊ることもできるとか。
学園長はキャストの平川さん手探りで演じてる。
白鳥ひめ新ユニット案のところでなんで照明落としてるんだよと突つ込み。
シチュエーションは南の島で、話は最初S4を立てるつもりもあつたけど最終的にゆめとローラの話になつた。
学園長とローラの会話あたりからどんどん不穏になつて天気も悪くなるがS4の出し物シーンでなぜかひめが元気。
ゆめとローラが課題曲を聞く場面で、片方づつのイヤホンで聞くよねとか、ゆめとローラの後ろ姿のカットでここいいよねとか。
シリアスをやるとしてどこまでやるか。ぶつかる時は強くぶつかつて、仲直りするときは強い絆でやる。
ケンカは中学1年生らしく。ネックレスは綿田監督のアイデア。少女漫画的な要素。ケンカの時にビンタまでさせることも考へたがネックレスといふアイテムでフォローした。
ゆめとローラのケンカについてのニュースで「ココをクリック」が好きだとか。オーダーは東スポつぽく。
暗い雰囲気をあまり引つ張らないための小春とあこのアイカツアドベンチャー。虫カゴはなんですかと突つ込みが入る。
S4のファッションショーについて、普段着ないコーデを着てることについてツバサ先輩頑張つてるなあとか他の三人が説得したんだらうとか。
尺が足りないので削るならM4の撮影シーンと滿場一致だつたが全く削らなかつた。ここで出てくるアイカツモバイルがちやんと男性版になつてる。
男子部は全部で1クラス分くらゐの人数と衝撃の設定が。学園長も昔アイドルを目指してたとか。与太話的にM4のMはMoroboshi4のM(諸説あるうちの1つと述べてゐたので確定ではないと思はれる)。
いきなりバスガイドさせられてできるゆめは超優秀だよね。
マオリに歌を聞かせるところはダンスCGでない歌が入れたかつたとのこと。歌つてゐるのはせなさん。ここでは例の力は発動してない。冗談だよと言つた感じで「目を閉ぢてるから大丈夫」。
小春とあこの探險シーンをもつと短く出来たのではといふことについて、ゆめとローラが伝説のドレスにちなんだ話をしないのでそのためにも必要。
ダンスレッスンは作画が大変。
小春とあこがメッチャ落ちてるのに意外と簡単だつたねと言つた事について突つ込み。あと、正規ルートは別にあるとか。宝箱は光るもの。
S4の夜のお茶會シーン。ここまで雰囲気作らなくてもいいんぢやないかと突つ込みに実際にかう云ふサービスがあると綿田監督。さすがアイランド監督と言はれてた。
伝説のドレスオーディションの登録時にゆめとローラが交差するのはTVだと尺がなくてできない。
ドレスメイク時になんであこだけ葉つぱがついてる。小春取つてあげろよとか。
ローラに本当の気持を気づかせる真昼。真昼はいい。ここでファンになつた人も多い。女性人気も高い。
マオリの家のシーン。アイカツシステムいつからあつたんだ。伝説のドレスはQRコードがないものにしようかと思つたとか。QRコードでなく復活の呪文みたいなのとか。
双子のおばあちやんはどちらが姉なのか→多分太陽の方(わりと曖昧な感じ)。
ローラから連絡が来たところで「後はもうつて感じ」。
綿田監督は森の中を抜けるのが好きだよね。ミュージックアワードでもやつてた。
森を出て岬で再会するところでカメラがゆめからグルッと囘つてローラまで行くけどもう一周しようかと思つてた。
この後の例のシーンは難産で一番最後にあがつた。
S4スペシャルライブのライブ前演出はシナリオでは1行しかなく、これいるのかとかプレッシャーをかけられたけど綿田監督の拘はりで実現。ここのコーラスもるかさんが担当。尺も問題だつたけどコンテが一番最後にあがつてきたのが問題だつた。
S4全員のライブは劇場が一番最初だと決めてた。次は決まつてない。ないかもしれない。ゆずが可愛いし完成度が高い。ここで使用されるスペシャルアピールは筐体では出てこない。
ゆめとローラのオーディション優勝についてはカットしたのでセリフでフォロー。
「ふたりなら最強」について、素晴らしいフレーズだとかこの言葉は歌が最初だとか。そこから劇中でもセリフに使はれ、最終的にはポスターのキャッチフレーズにまでなつた。この映画はふたりなら最強をやりたかつたとか。
ひめと学園長のシーンについて、15歳に怒られる30代中盤。
真昼と夜空のシーンについては削られる候補として順位が高かつたけど削られないやうに書き換へたとか。
これからTVは割りと怒濤の展開になる。
EDは君の名は。に負けてない。
EDの舞台裏については時間軸が微妙だとかS4のやつについてこれ一番好きだとか。スタッフルームについてはこれいらなかつたのでは。ゆめとローラにちやんと手を繋がせるところが綿田監督。ゆずの髪を支へてる夜空がいい。
最後の挨拶で新OPは木村監督が担当し、新EDは京極尚彦氏が担当すると発表。さらに告知として10月2日に2回公演でライブ付き上映会をやることが発表。
メモしたのは以上。